Biome の設定
設定ファイル
Section titled 設定ファイルBiome はデフォルトで十分な機能を提供するので、設定ファイルの使用はオプショナルです。 デフォルトの挙動を変更したい時に設定ファイルを使用してください。
Biome の設定ファイルは biome.json
という名前で、プロジェクトのルートディレクトリに置く必要があります。
通常、プロジェクトの package.json
が置かれているところがルートディレクトリになります。
例えば、以下の設定ファイルは formatter を有効にし、インデントスタイルと幅を設定します。linter は無効になっています:
デフォルトの設定
Section titled デフォルトの設定biome init
を実行すると、以下のデフォルト設定が出力されます:
設定ファイルの解決
Section titled 設定ファイルの解決Biome は最も近い biome.json
を自動で検出します。
実行時のディレクトリから biome.json
を探索し、以下の条件を満たすまで親ディレクトリを探索します:
biome.json
ファイルが見つかった場合biome.json
が見つからなかった場合、Biome のデフォルト設定を適用します
例えば以下のようなディレクトリ構成の場合:
app/backend/package.json
で実行された biome コマンドはapp/backend/biome.json
を使用しますapp/frontend/legacy/package.json
やapp/frontend/new/package.json
で実行された biome コマンドはapp/frontend/biome.json
を使用します
既知のファイル
Section titled 既知のファイル以下のファイルは現在 Biome によって無視されます。 つまり、これらのファイルに対して Biome は何も診断を行いません。
package.json
package-lock.json
npm-shrinkwrap.json
yarn.lock
composer.json
composer.lock
typescript.json
tsconfig.json
jsconfig.json
deno.json
deno.jsonc
json.parser.allowComments
と json.parser.allowTrailingCommas
オプションが true
に設定されている時、以下のファイルは JSON
ファイル としてパースされます。
これは、VSCode などのエディタがそのように扱うためです。
tslint.json
babel.config.json
.babelrc.json
.ember-cli
typedoc.json
.eslintrc
.eslintrc.json
.jsfmtrc
.jshintrc
.swcrc
.hintrc
.babelrc